【実験】緊張に勝つにはどうしたらいい?バイオリン奏者による実験・後編
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【実験】緊張に勝つにはどうしたらいい?バイオリン奏者による実験・後編





ここでは全編に続き、



私が実際にした緊張との向き合い実験日記を公開いたします


前編はこちらから

【実験】緊張に勝つにはどうしたらいい?バイオリン奏者による実験・前編





【リハーサル1ヶ月前】 




どう考えてもド緊張すると分かりきっている今回の神奈川フィルさんとのフューチャーコンサート。



準備しまくるしか方法はない、



と言うことで、



感染症対策のため実際に集合してのトップ合わせは叶いませんでしたが、


zoomによるトップ合わせを経て、

呪われたように毎日毎日スコアと睨めっこ、


全部暗譜する勢いでさらいまくりました。




ちなみに、緊張に勝つには



【準備を万端にしておくこと】と言う項目は絶対に省けません。




これだけは是非頭に入れておいてください。



【リハーサル1週間前】


いよいよ迫ってまいりました。


前よりも念を入れてさらいまくり、


フィンガリングを練り直し。



更に更にブラッシュアップしていきます。




【リハーサル3日前】  


ここからが結構重要です。


私が実践したのは


・リハーサルの曲順のシミュレーション


・お隣で弾いてくださる方がどんな方か想像する

(具体的にはインタビュー記事等を読み漁りました)


・リハーサルの曲順を頭に入れてさらう


今回はチャイコフスキーの弦楽セレナーデが鬼門だったのですが

(セカンドのトップを務めさせていただいたため)、


リハーサルはドヴォルザークの新世界から。


その流れを事細かにシミュレーションしました。


この事をしたのは、【予期せぬ事態を避ける】ためです。


私の性格上、予期せぬ事態が起きると頭が真っ白になる傾向にあるので上記のことを実践しました。


自分の性格を事細かに把握して対策を練る、というのはとても大切なことに思います。



【リハーサル1日前】




きましたよ、きました。



食事が喉を通らない。



なんか朝から小刻みに震えてる。




しかし!



ここで怯んではいけないのです。



思い出してください。



これは、




【いい緊張】


【ゾーン状態に入れる緊張の仕方】


【きたきたきたーーーー!!】



という、




とてもいい状態だ、




という事。



自分に語りかけながら無心で練習を続けます。




【リハーサル当日】



もちろん、緊張のMAXです。




しかし、昨日のことをまた自分に言い聞かせ、思い出す。



これは【良い緊張だ】という事。



私はスメタナの「売られた花嫁」は出番ではなかったので、


カナフィルさんの素晴らしい演奏を緊張しながら客席で拝聴させていただき、


"お世話になります、宜しくお願いします!"




と思いながら過ごしておりました。



そして、いよいよリハーサル突入。



結果、、、、、




ゾーン状態に入れました!!!!



しかし、これはあくまでリハーサル。



これからゲネプロと本番が待っています。



一番大切なのは本番です。



ここからゲネプロ→本番と、どのような精神状態で過ごすのがいいのか。



ここも実験です。





【本番一日前、リハーサル後】



zoom合わせを経てやっと会えた小田原室内メンバー。


リハーサル後にトップ合わせをしてリハーサルの内容を整理しました。




意見交換をする中で



"一緒に乗り越えよう"



という意識が生まれたとてもいい時間でした。





【ゲネプロ】




いよいよ、本番当日。



緊張具合は前日のトップ合わせのおかげでだいぶ和らぎ、いい精神状態だったように思います。



"ゲネプロでは失敗した方がいい"という話をよく聞きますが、




今回のゲネプロは失敗をたくさんしましたので、



内心、よしよし、と思っておりました。


詳しくはこちらを参照

→blog:ゲネプロは失敗したもん勝ち?





【本番直前】



もう、ガッチガチです。


口の中カラカラです。



子供の頃にコンクールの順番待ちでステージそでにいた時のことを思い出します。


しかし、



思い出してください。



【これはいい緊張】だ、という事を。



かなフィルさんの素晴らしい"売られた花嫁"を聴きながら集中します。




【いざ、本番】


ドキドキしながらも、



晴れ晴れとした気持ちでステージに乗ったのを,

今でも鮮明に思い出します。


ここでも念仏のように、


【いいぞいいぞ】


【これはいい緊張が来てるぞ】


【こっちのもんだ】


と頭の中で繰り返し。

結果、



とってもいい本番を迎えることが出来ました! もちろん、個人的な反省はたくさんありますが、緊張を味方につけてこなしたこの本番は、絶対に以前の自分よりもステップアップしています。






緊張と真正面から向き合い、


味方につけることが出来た今回のこの本番は間違いなく私自身の財産になり、


さらなるステップアップに向けての素晴らしい体験になった、





と断言できる、そんな今回の実験でした。




こちらもあわせて読んでみてくださいね♪

【実験】緊張に勝つにはどうしたらいい?バイオリン奏者による実験・まとめ




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