みなさんこんにちは!
今回レッスンにきてくださった生徒さんから”ビブラートを練習してみたい”とのご希望が有りましたので、レッスンの記録も兼ねてコツを掲載してみようと思います。
その生徒さんは、小野アンナさんのスケールをレッスンに持ってきてくれています。
並行して課題に出しているのが、モーツァルトのバイオリンコンチェルト3番です。
なので、今はスケールも曲に合わせて G durをさらってきていただいています。
スケールのレッスンの際、一生懸命ビブラートをかけようとしている様子が見られたので、「ビブラート、練習してみますか?」
とお伺いしたところ、是非やってみたいとの事でしたので、早速小野アンナさんのスケールを利用して練習を取り入れてみることにしました♪
音一つに対してロングトーンで一弓返しでやっていきます。
①まずはファーストポジションのみ
ファーストポジションは、左手の押さえがハイポジションに比べて楽ですのでビブラートの練習に最適です。
特に、人の体はなにか特別なことをやろうとすると硬直してしまう傾向にあるので(読んでらっしゃる方、あるある、と思っておられると思います)なるべくシンプルな条件でやるのが成功への近道です。
スケールから取り入れてみましょう。
②最初は幅の広いビブラートをゆっくりと
もちろん、華麗な・派手なビブラートに憧れますよね。
しかし、これはビブラートの基礎ですので、最初はとてもゆっくりと音の波をきちんと耳で聞いて実感するところから始めます。
③1音につき揺らす回数を決める
これは、トリルの練習をするときも同様です(そのうちトリルの練習法もアップするかも)。
基礎の基礎は忍耐がいりますが、体に覚えてもらうには丁寧にやっていきましょう!
1音につきロングトーンなら8回(8往復)から始めてみましょう。
④抑えている指はフックのようなイメージ。おもりが入った起き上がりコボシ
これは先生方皆さんおっしゃっておられるようです。
イメージ、大切ですよ〜!
実際、抑えている指+親指を添える、他の指は指板に残さず楽に外しておきましょう
。指が指板上に残っているとつっかえ棒のようにビブラートを制御してしまいます。
⑤それぞれの指の使える表面積を比較してみよう!面積の小さな小指は立てずに少し寝かせて表面積を広く取りましょう
小指は広いビブラートがかけにくいです。なぜなら、他の指よりも圧倒的に表面積が小さいからです。
少し寝かせて、前方に引っ張るイメージでトライしてみましょう。
⑥自分目線からみた正しい指の動きを視覚で捉えましょう
これには先生の協力が必須です。左手のみ先生にお願いしてビブラートをかけてもらってみてください。視界から得られる情報もまたとても重要です。
私が生徒さんにお見せしたら、納得されたご様子ですぐに上手にビブラートをかけていらっしゃいました♪
⑦スケール以外の曲を用意し、ここぞ、という音を○印で囲む。そこだけヒラリ♪とかけてみましょう。
回数はほんの1〜2回で結構です。一気にビブラートが曲を素敵に飾ることが実感できます♪
いかがでしたでしょうか。
文章だと分かりづらいところもありますこと、ご容赦ください。
少しでもバイオリン大好きな方々のお力になれれば嬉しいです!
まなべバイオリン教室では、生徒さんの”やってみたい!”を全力で応援します♪
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